徹底した“お客様第一主義”
会津技研はメッキ加工の会社です。
平成3年に現在の上野尻の社屋が完成し、以降いろいろなメッキを手がけるようになりました。
現在は車の装置関係をメインに、TOYOTA関連の開発案件も一緒にやらせていただいています。
うちは通常、二次三次の下請けなので、こういった案件に関わるのは非常にレアなケースで、とても誇りに思っています。
仕事をする際、まず確認するのは、ただきれいなもの、品質がいいものじゃなくて、お客さんが欲しいのはどういう状態のものかということ。
いくら表面だけきれいに加工されていても、ものとして良くなければ意味がないですから。
受け入れたものの状態をしっかり見極め、対応するのがうちのウリ。
特に昨今の“多品種少量生産”の時代では大切なことと考えます。
目標を持つことでいい結果が生まれる
会津技研では毎年新年会で1年間の方針を決めます。
2016年の目標は「もっと人のために、もっといい表面処理」。
「もっと人のために」という言葉には、それが社内の仲間や上司、お客さんも含めてすべての人に対して「今以上になにができるか」という意味があります。
そしてそれを実践することで「もっといい表面処理」、つまりより高い技術だったり品質が作っていけるというところから設定されました。
淡々と作業するのはなく、テーマを持って業務にあたることで個人のスキルも上がるし、失敗も少なくなるというところから、この目標は常に全社員心がけるようにしています。
また、弊社では3ヶ月に1回ほど研修を行なっています。
もともとは立地的になかなか外に出ることが難しい社員のために、講師を招いて勉強してもらおうという社長の案から始まりました。
新年会の際、毎年欠かさず記念撮影をしたり、出張のおみやげを社員全員に買ってきたりと、うちの社長はすごく従業員を大切にするタイプ。
実は私も、社長のそんな人柄に惹かれて、会津技研に入社したんです。
そんなところも社員のモチベーションを向上させ、いい結果を出すことに繋がっているのかなと思います。
新たな挑戦も全力で応援!
最近では、決まったメッキ方法をオーダーされるより、「こんなことやりたいんだけど」というまだ形のないものに対しての相談を受けることも多くなりました。
それに対して「うちではこんなことできますよ」と提案をさせていただいています。
そうして一緒に作り上げていくのはとてもおもしろく、やりがいもありますね。
どこの企業もそうだと思いますが、やはり「ここじゃないとできない」もの作りをしていくことがこれからの時代必要なことだと思います。
待っていたらだめ。
常に新しいことに挑戦する気概を持ち続けたいです。
私は西会津の出身ではないのですが、実際に来てみて思うのは、ここの人々は仕事に向き合う姿勢がとてもピュアだなということ。
おかげで私自身、入社した当時と比べて、今のほうがお客様のことをよく考えるようになりました。
改めて学ぶことの多い職場だなと感じています。